真実の愛を求め、ホストクラブへ行ってきた
「真実の愛」
その言葉を聞き、あなたは何を思い浮かべるだろうか?
ロミオとジュリエットのような、
周りに引き裂かれ、
困難が降り注ぐ中でも
貫く♡恋♡
をイメージする人も多いのではないのだろうか。
かくいう私も、
「そのような恋愛をしてみたい!」
そうおもいながらも
自由と多様な価値観を認められる世の中になりつつある昨今
困難に立ち向かう恋など
BL小説か、はたまた同人誌
もしくは芸能ニュースの不倫
でしか見ることがなかった。
ゆるふわOLも社会人となり、
周りの友人や職場を見渡してみるとあまりにも
不倫*1が市民権を得ているのがわかったものの、どうしようもない既婚おやじと世間知らずのOLの恋愛は絵的にも
どうにも私の目指す真実の愛ではない。
「真実の愛など、現実世界には存在しないのでは
ないだろうか・・・」
そう思っていたそんな中、
学生時代の友人の一人が新宿のホストクラブで
真実の愛を見つけたと聞き、頼み込み、彼のいる店へ連れて行ってもらった。
ホストクラブへ連れて行ってくれた友人は、私の所詮類友の類で、
まじめで、賢く、こつこつした努力が実り、晴れて念願のお堅い仕事についている
激務系女子である。
美人さんで、彼氏が絶えないイメージであったので、
まさか彼女がホストクラブに行っているなんて
天地がひっくり返るほどの衝撃を受けた。
ホストクラブは女版キャバクラであって、
モテない喪女が行く場所だと考えていたからだ。
しかしそれは違った。
ホストクラブに喪女が行ってはいけない。
そこはウェイ系という選ばれしものしか許されない
まばゆく輝く地であったのだ。
化粧をした男が入れ替わり立ち代わり席に着き、
一生懸命盛り上げようとするが
タイプでない*2し
内輪ネタ多いし
酒はまずい
私は、男にちやほやされるには慣れすぎていて
不機嫌を隠して、大人の対応をするには子供過ぎた。
20代という誰にでもかわいがられ、
お寿司や鉄板焼きを奢れ、タク代をもらうのになれたOLは、
相手に求めるホスピタリティのハードルはあまりにも高すぎるのだ
そして、おごりおごられ戦争の勝者として体感し悟ったことは
金銭を介在する関係性に
真実の愛は難しいということだけである。
ホストクラブは仮想恋愛が楽しめる大人の女性のデ●ズニーランドでございました。
みんな、ディズ●ーにいるミ●キーの中がおっさんだって知っていても、
「わー♡●ッキーだー!!」
ってはしゃぐでしょ。
そこで楽しむためには、
楽しもうとする姿勢をもって挑むか、
着ぐるみの裏側を知らない本気の世間知らず
であることが必要なのだ。
現場からは以上です