4年後、こうなるなんて思ってもいなかった。
今週のお題「うるう年」
4年前、大学3年生21歳の時には、まさか自分がつまらない社会人になっているなんて
思ってもいなかった。
四年前の今頃は、就職活動が終わり時間に余裕があったので、
ニュージーランド中つ国(Middle-earth)のホビット村を訪ねていた。
https://www.hobbitontours.com/
孤独を愛する女子大生は、気楽な一人旅を好むものである。
(決して友達がいないわけではない。)
大人への通過儀礼ということでバンジージャンプをしたりもした。
これを乗り越えてこそ、社会人になる覚悟ができると思ったが、できなかった。
ニュージーランドの空港では、滞在期間があまりにも短く、かつ
怪しい一人旅だったためか3時間近く拘束され、麻薬チェックまで
受けたのは良い経験だ。
4年前の旅を通じて思ったことは、常々自分は集団行動よりも個人行動を
しているほうが楽ということ(強がりでは断じてない)、
そして、人が用意してくれたものに乗るよりも、自分で好みに合ったものを
取捨選択し企画するほうが、当然のことながら自分にとって楽しいということだ。
玄人に言わせると旅の一番楽しいところは、計画を立てるところであるという。
その土地の名物や歴史を調べ、自分の好みに合った場所へ行く計画を立てる。
電車やバスなど足を調べる。現地の文化や風習を学ぶ。宿の予約をする。
めんどくさいが、自分がどんな旅を望んでいるのか、そして限りあるお財布の中身から
何を重視して選択するか、自分との対話が本当に楽しい。
人生だってきっとそうだと思う。
限られた選択肢の中から自分自身と相談しながら、選んでいくのだろう。
景気変動だとか、新卒で入社した会社だとか、会社の人事異動とか運ゲー要素が
強いクソゲーのプレイヤーとして、提示された数少ないコマンドからベストな選択をし、楽しむ努力をしていきたい。