じぶんのお部屋が欲しかった子供時代
今週のお題「わたしの部屋」
子供のころから3LDKの埼玉のぼろマンションに四人家族で住んでいるわたしには、自分の部屋がなかった。
まずリビング。
広いリビングに食卓。そして私と弟の学習机が置いてある。
母はなにかの本で読んだのか、子供はリビングで勉強をさせた方が
成績があがるとし、リビングで勉強させた。
そして、自分はテレビを消すことがなく、勉強しろという横で大きな音で
テレビをつけていた。
中学受験塾でアルバイトをしていた際よく見る
教育熱心の皮をかぶって、金だけかけるバカな親より最悪である。
それは、私が大学受験をするにあたっても変わることがなかった。
そんな私はずっと自分の部屋が欲しかった。
お金持ちの友達が自分のお部屋を持っていることがうらやましくて仕方がなかった
自分の部屋がないのは、自分の成績が悪いからだと思っていたし
今もなお、お金がないことが悪いことだと思っているのは、その時の刷り込みだと
考えている。
そんな私も、社会人になったのを契機に、一人暮らしを始めた。
しかし、仕事も激務でほとんど寝るだけの空間にお金をかけること
がバカバカしいと思い、近いうちに結婚することを決め(なお、当時相手はいない)
一人暮らしをやめ実家に帰った。
そして一人暮らしをやめたタイミングで、激務部署からくそひま部署へ異動
となり、余った時間を遊びに使っていたが、ここにきてコロナである。
自宅時間が増えたことによって、ストレスも激増である。
自分の部屋はない
引きこもりの弟は目障り
趣味の料理もできない(弟が自分の場所を取られたと思い、荒れる為)
行き場のないイライラが自分の中で増え続けている。
将来テレビがない静かな家に暮らしたい。
そして、ローラアシュレイみたいなインテリアに囲まれた
自分の部屋が欲しい。
そう夢想しながら、埼玉の雑魚寝大部屋に住んでいる。